THE EPOCH TIMES

焦点:体内から巨大寄生虫、脱北兵士が伝える北朝鮮の食糧事情

2017年11月24日 09時19分

医師は記者会見で、兵士は身長170センチ、体重60キロで、胃の中身はトウモロコシだったと説明。トウモロコシは北朝鮮の主要穀物だが、国連が2001年以来で最悪とする干ばつの影響により、その依存度がさらに高まっている可能性がある。

コメほど人気はないが、より安価なトウモロコシ輸入量は、北朝鮮で収穫が危ぶまれている年に増加する傾向にある。

中国当局が公表したデータによると、今年1月から9月にかけて、中国は北朝鮮に4万9000トン近いトウモロコシを輸出。2016年の輸出量はわずか3125トンだった。

北朝鮮の核開発をめぐる経済制裁や干ばつにも関わらず、トウモロコシとコメの価格は比較的安定していることが、脱北者が運営する韓国の北朝鮮専門ネット新聞「デイリーNK」の市場データをロイターが分析した結果、明らかになった。

政府の配給制度で飢きんを防げなかった1990年代以降、北朝鮮の人々は食物を確保するために、市場や他の民間手段に次第に頼るようになった。

世界食糧計画(WFP)によれば、同組織が支援する保育園に通う北朝鮮の6カ月以上5歳未満の乳幼児の4分の1が、慢性的な栄養失調に苦しんでいる。

平均的にみて、北朝鮮の人々は韓国の国民よりも栄養状態が悪い。WFPは、北朝鮮の子どもの4人に1人は、韓国の同年代の子どもに比べて身長が低いとしている。2009年の調査では、北朝鮮の就学前児童は、韓国育ちの同世代より最大で13センチ背が低く、体重も最大7キロ軽かった。

「北朝鮮の大きな問題は、食生活が単調なことだ。主にコメやトウモロコシ、キムチと味噌ばかりで、必須栄養素である脂肪やたんぱく質を欠いている」と、WFPは9月、ロイターに宛てた書面で指摘した。

(翻訳:山口香子、編集:下郡美紀)

LINE NEWSに『中国の今を伝える 大紀元時報』を登録する方法
^