THE EPOCH TIMES

ことし脱北した北朝鮮の兵士、炭疽菌抗体を保有=韓国情報局

2017年12月28日 14時00分

10月、ハーバード大学ケネディ行政大学院の研究機関「ベルファーセンター」は、北朝鮮の生物兵器開発についての研究を発表した。それによると、北朝鮮が生物兵器を国外で使う場合、軍事衝突の前か、戦闘の初期段階になるという。早いうちに相手国内でパニックを引き起こし、指揮を乱すことを狙うとした。元MITフェローでノンフィクション作家の山田敏弘氏は、ITmediaでの発表記事で「確かに日本なら自衛隊も動員され、多くの人員がそちらに割かれてしまう可能性もある。その間に、別の軍事攻撃を受ければ対応はままならないかもしれない」と指摘している。

同レポートは「生物兵器を散布するために、北朝鮮はミサイルやドローン、飛行機、噴射機、または感染した人間を使う恐れがある」とした。

朝日新聞は12月20日、韓国ソウルの情報関係筋の話として、北朝鮮が米国に到達可能な大陸間弾道ミサイル(ICBM)に炭疽菌を搭載するための実験を始めていると伝えた。報道によると、大気圏再突入時の7000度以上の高温でも耐えうる装置を開発しているという。

在韓米軍や国防省職員は2004年より、炭疽菌と天然痘に対するワクチンを接種している。北朝鮮当局も同様に軍高官は天然痘ウィルスのワクチン接種は必須との報道もある。

今冬、日本海側に北朝鮮籍とみられる木造船が例年より多く漂着したことが注目を集めた。海上保安庁は12月27日、今年、北朝鮮籍とみられる船の漂流・漂着件数が100件になったと発表した。木造船に乗っていた北朝鮮人とみられる船員は計31遺体、生存者42人を確認。ともに過去最多だったという。

自民党の青山繁晴参院議員は11月30日の予算委員会で、バイオテロの危険性を指摘した。「北朝鮮が兵器化された天然痘ウイルスを持っていることは国連の専門官の間では常識だ」として、今冬、日本海側から上陸した人物に感染者がいる場合の危険性を訴えた。

(2017年11月13日、南北軍事境界線から北朝鮮の兵士が脱北する様子。今回炭疽菌抗体を持つ兵士かどうかは定かではない。在韓国連軍の監視カメラが撮影)

(編集・佐渡道世)

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