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医学古今

子どもの湿疹の原因は? 改善につながる大切なポイント

2018年04月07日 06時00分

 乾燥する季節。アトピーなど子どもの肌荒れに悩む親も少なくありません。悪化すると、病院でステロイドの薬を処方され、一時的に改善しますが、薬を止めればまた再発します。漢方の見地からいえば、飲食習慣を見直したり、さらには脾胃の機能を改善すれば、症状が自然に消える場合があります。

 漢方医学で言う「湿疹」とは、現代医学で言うアトピー性皮膚炎の他に、体質性、過敏性、環境性、一部の感染性などが絡んでいます。湿疹の特徴は、発疹範囲が広く、滲出液が出やすい、また水疱が発生しやすく、強い痒みがあり、増悪と緩解を繰り返し、慢性になりやすいのが特徴です。

 湿疹と言えば、「湿邪」という考え方があります。湿邪は外因の湿邪と内生の湿邪があり、外因のものは外部の自然環境で生じた風邪、寒邪、暑邪、湿邪、燥邪、火邪(熱邪)と呼ぶ六淫のこと。一方、内生の湿邪とは飲食の代謝障害によって生じた体内の病理的な産物です。急性湿疹は外因の湿邪によるものが多く、慢性湿疹は内生の湿邪によるものが多いのです。

 漢方医学の理論から言えば、体内湿邪の生成と代謝に関係する主な臓腑は脾と胃です。脾は食物の消化吸収と水分の代謝を管理する主な臓器であり、胃は脾臓と最も深く関係し、脾と一緒に飲食の消化、吸収を完成させます。脾と胃の機能が健康であれば、湿邪のような病理産物が生じにくく、既に存在している湿邪も代謝されやすくなります。そのため、湿邪によって起きた病気の治療は脾胃の機能改善を中心に行えば効果が出ます。これは現代医学の考え方とは大きく異なるところです。

1、治療の第一歩は飲食の改善

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