【大紀元日本1月13日】サッカー・ワールドカップ(W杯)開幕まであと5ヶ月。開催国ドイツは最近、消費者団体が12箇所の試合会場に対して検査調査を行い、すべての会場に安全対策上の欠陥があると発表した。
ドイツの民間調査機関「商品検査基金会」の検査結果によれば、特にベルリン、ライブチヒ、ゲルゼンキルヘンおよびカイザースラウテルがもっとも厳しい警告を出された。カイザースラウテルは火災の対応措置が特に不十分であると指摘された。
決勝戦の会場となるベルリン競技場では、観客席およびグランドの間に深さ3メートルの溝、また、ライブチヒ試合場では、観客席およびグランドの間に高さ3メートルの壁が作られており、これらのものはすべてサッカーファンがグランドに乱入しないように設けられた防御対策であるが、安全対策専門らは、これらのものはパニック発生時に場合によって致命的な障害物となる可能性が高いと指摘した。
W杯のために、ドイツは12の試合会場に対して、すでに14億ユーロを投じたという。今回の検査調査結果の公表に対して、W杯組織委員会ベイケン・バウア会長は否定し反発した。
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