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「象山地下壕」の坑道内通路

長野県・松代:旧日本軍「松代大本営地下壕」

 【大紀元日本10月24日】長野県松代市は、かつて真田十万石の城下町として栄え、市内の中心部には真田幸村、山本勘介、佐久間象山など大河ドラマで馴染みの英雄ゆかりの遺跡史跡が数多く残り、市街地の東部郊外には茶色に濁った湯で知られる「松代温泉街」が広がっていることで有名。

 この松代市郊外の東南数キロ地点には、「皆神山(659m)」「舞鶴山(843m)」「象山(477m)」の低山に囲まれた山岳地帯がある。この地域一帯の山々は、硬い岩盤で構成されており、これに目を付けた旧日本軍首脳部が第二次世界大戦末期、当時の帝都「東京」の首都機能を移転しようと、象山5.9km、舞鶴山2.6km、皆神山1.6kmの防空壕を掘削し、連合軍の絨毯爆撃から守ろうとした所だ。

 現在、舞鶴山にはその精密度において東洋一といわれる気象庁の「松代地震観測所」が設営されており、先刻の北朝鮮の核実験による地震波もキャッチ観測したという。ここはかつて、旧日本軍首脳が、天皇皇后両陛下を始め、宮内庁の機能を移転しようとしたところで、現在でもその「隠れ御所」の様子を伺い知ることができる。

 舞鶴山の西北「象山」に、旧日本軍が掘削造営した「象山地下壕」は、当時の予算で二億円余の国家予算を計上し、1944年(昭和19年)11月11日に着工、敗戦の昭和20年8月15日までのべ277日間の工事期間を費やし、これに朝鮮人約6000人を徴用して、現在の「霞ヶ関官庁街」の機能を移転しようとした所だ。当時の落盤事故で死亡した朝鮮人労働者は200人とも300人とも言われており、現在、壕入り口近辺には、これら朝鮮人労働者の霊位を追悼供養する慰霊塔が設営されている。「象山壕」は、現在は観光スポットとして一般開放されており、毎年10万人以上が訪れるが、この中には「朝鮮総連」、「民団」などからの供養団も含まれているという。
「象山地下壕」入り口
坑道入り口付近の「朝鮮人犠牲者追悼平和記念碑」


 (06/10/24 00:41)  





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