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12月20日、人民日報は中国は米国との通商関係を依然懸念しているとの論説を掲載。写真(右)は14日、北京で行われた米中戦略経済対話でのポールソン米財務長官(2006年 ロイター/Frederic J. Brown)

中国、米国との通商関係を依然懸念=人民日報

20日付の中国の人民日報(海外版)は、中米間の深まる貿易摩擦を解消する方法はまだ見つかっていないとした上で、米政府は中国の政策に「干渉している」と非難した。

 両国は12月14―15日に緊張緩和に向けた米中戦略経済対話を行ったばかり。

 人民日報は論説記事で、ポールソン米財務長官との戦略経済対話は両国間関係の成熟度の高まりを強調したとする一方、その関係を損ないかねない潜在的な問題があると警告した。

 政府系シンクタンクの上級研究員であるYuan Peng氏は、同記事で「中米関係の安定の背後には、懸案事項も多く潜んでいる」とし、「最大の不安要素は両国間の通商および経済面の問題がますます激しくなっていることで、それらを解決する効果的な方法はまだ見つかっていない」と指摘した。

 この記事は、ポールソン長官の訪中や、米財務省が19日の為替報告で中国を為替操作国に認定しなかったことにもかかわらず、中国政府が依然として米国の意図を警戒し、貿易摩擦が悪化するのではないかと懸念していることを示唆した。

 
[北京 20日 ロイター] 

 (06/12/21 07:45)  





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