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中国当局、ウイグル人500人を逮捕=世界ウイグル会議

 【大紀元日本8月27日】米国の圧力下、北京五輪期間中拘束されていた米国籍の抗議者8人が24日中国から送還された。これと同時に、中国武装警察が新疆地域で500人余りのウイグル人を逮捕したと世界ウイグル会議が伝えた。

 同組織によると、カシュガルだけで100人余りが逮捕され、彼らの行方は家族、友人などには知らされず、またこれらの“失踪人口”は何か違法行為をしたというわけではない。このため同組織は国際社会に声援を呼びかけ、北京に対しては抗議の意を表している。

 駐中国レーダー米国大使は五輪終了前日、中国政府に対しデモ行為を行った米国人8人の即時釈放を要求した。また、「我々は中国に対し、五輪期間中ならびに期間後に言論と宗教の自由を含む人権を尊重するよう励ましたが、中国は五輪を利用して、さらなる寛容と開放を示すことはなかった。それを遺憾に思う」との声明を発表している。

 レーダー大使がこのように失望を表した後、チベットの自由のために行動を起こした米国人8人が送還された。その翌日、「鳥の巣」の外でチベット旗を掲げ、「フリーチベット」と叫んでいた英国女性と独男性も自国へ送還されている。「フリーチベット学生運動」組織は、チベット人たちは、五輪が終了したら海外の注目がなくなるため、チベットへの弾圧が強まるのではないかと懸念していると伝えた。

 中国は五輪期間中、特別に3ヶ所の公園を抗議区とし、民衆は申請書を出すだけで抗議活動を行えるという規定を作った。しかし、実際には77件あった申請案をすべて却下した上、一部の申請者を逮捕した。結局、五輪期間中は何の抗議集会も行われなかった。

 国際五輪委員会ロゲ会長によると、同委員会は「これは普通の事態ではない」と考え、抗議を申請した年配の女性2人が1年間の労教所での労働という判決を下されたことについて、北京五輪委員会と討論したが、結局、それは中国の法律の範囲内のことだと告げられたという。

 この他、地下教会のカトリック神父・賈治国氏が五輪閉幕の数時間前に逮捕された。賈神父は73歳という高齢であり、これで2004年以来12回目の逮捕となる。現在行方はわかっていないという。

 
(翻訳・坂本)


 (08/08/27 06:35)  





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