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中国最高裁副長官、汚職容疑で懲戒免職

 【大紀元日本8月24日】新華社22日の報道によると、中国共産党中央紀律委員会は最近、最高人民法院(最高裁に相当)の黄松有(ホアン・ソンヨウ)副院長を、「厳重な規律違反と、犯罪の容疑がある」として、党から除籍し、公職を剥奪する処分を決定した。近年汚職で処分を受けた最高位の司法幹部だという。

 事の発端は、昨年10月、資金難から未完成に終わった中誠広場の競売に絡み、広東省司法当局の高官が汚職に関与していたことが発覚したことだった。逮捕された高官が黄松有と同郷で親しかったことから、黄への取り調べが始まった。ビルの資産価値査定において司法機関内部で不正が行われ、黄が巨額の利益を得ていた疑いが持たれている。

 中央紀委常委員会は、今後黄に関する事件の追及を司法機関にゆだねることを明らかにした。

 また、昨年10月、黄には未成年女子との淫行問題が浮上し、中紀委は「生活が乱れている」として黄を厳しく追求していた。

 近年、中国幹部の腐敗が深刻化するに伴い、司法関係者の腐敗現象も顕著となっている。共産党機関紙「人民日報」の最近の報道によると、8月10日から14日、全国法院の高等裁判官に対する政治研修「社会主義法治理念」セミナーが河北省で開かれ、40名以上の高等裁判官が出席した。会議上で最高法院副院長は、司法に対する不信感が民衆の間で一般的な社会心理となっていると述べ「恐ろしい社会現象だ」と発言している。 

(翻訳編集・余靜)


 (09/08/24 21:12)  





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