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ウイグル人権活動家ラビア・カーディル氏(AFP)

ウイグル人権活動家ラビア氏所有ビル、強制取り壊しへ

 【大紀元日本8月22日】米国に亡命したウイグル人権活動家ラビア・カーディル氏が中国ウルムチ市内に所有する3棟のビルが、中国当局に強制的に取り壊されることになった。ビルに居住している30数人の親戚は強制退去を命じられているという。

 米国ウイグル人協会の声明文によると、ラビア氏の子女、孫、兄弟など30数人の親戚は、居住している3棟のビルを取り壊すとの通達を当局から受けた。

 協会のスポークスマン、デリシャティ氏によると、ビルはラビア氏所有の不動産。特に市内ビジネス中心地の天山区にある「ラビアビル」は、ビル内と周辺で、約2千人のウイグル人が商売活動に関わり、地元のウイグル人の商業活動の中心となっている。当局のビル取り壊しは、これらウイブル人の経済基礎を破壊し、ラビア氏の海外での人権活動に報復するのが狙いだという。

 天山区政府のスポークスマンは本件について、関連情報を発表する権限がないとしている。

 ラビア氏はウイグル人人権運動家であり実業家でもある。1976年から洗濯業などで貯めた資金を元に、小売業を展開し成功を収め、不動産業界でも活躍。その後、中国人民政治協商会議委員を務めるなど、ウイグル人を代表する著名人となる。新疆におけるウイグル人の人権状況改善を党・政府に対して積極的に訴えた結果、1999年に国家機密漏洩罪で逮捕、投獄された。2005年に米国へ亡命した後は、世界ウイグル会議の議長として、中国におけるウイグル人の人権擁護を訴える活動を行っており、「ウイグルの母」とも呼ばれている。

 一方、中国政府は、ラビア氏を「東トルキスタン・テロリスト勢力」の一員であるとして、批判を続けている。

(翻訳編集・叶子)

 (09/08/22 12:26)  





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