■大紀元日本 http://www.epochtimes.jp/jp/2009/09/html/d18711.html



「四物湯」、脱毛症に朗報なるか=台湾

 【大紀元日本9月17日】女性の冷え症で皮膚が乾燥、色つやの悪い体質に対して、健康バランスを調整してくれる有名な漢方薬の「四物湯(しもつとう)」を今回、台北市立聯合医院が男性型脱毛症の患者らの治療に挑戦。約1割の患者が1、2カ月で、細い毛が生えるという結果が出た。実験対象者の年齢は様々で、50歳が最高齢。

 台北市立聯合医院の漢方医師・林在裕氏は、500人以上の男性型脱毛症の患者に対して、「四物湯」で治療を行った。林氏の観察研究によると、その内の約50人が「四物湯」を摂取して1、2週間で脱毛が減少したという。また、毛髪成長剤を加えて、「四物湯」を1、2カ月にわたり摂取し続けると、細い毛が生え、さらに1カ月続けると毛髪が太くなり、色も黒くなったという。

 漢方医学では、毛髪は成長時に血液から栄養分の補給を必要とし、血気が十分にあれば脳を養い頭髪の滋養になる。逆に、栄養が行き届かなければ、髪の艶を失い脱毛すると伝えられている。

 林氏は、「四物湯」は当帰(とうき)、川芎(せんきゅう)、芍薬(しゃくやく)、熟地黄(じゅくじおう)から組成され、月経不順、貧血、冷え性に使用される婦人科の至上の処方で、男女問わず服用することができると話した。しかし、全ての人に合うわけではなく、のぼせる体質であると注意が必要と示した。一般的に、目が赤く、眼ヤニが多く、口が乾き、歯茎がむくみ、にきびになり易く便秘がちの人は、医師の判断に従うべきだと強調した。一方、患者の髪の毛の毛嚢が生きている上で、「四物湯」を始めると良い効果をもたらすと話した。

 しかし、西洋医学の医師は男性型脱毛症の主な原因が遺伝子、男性ホルモンと関係し、経絡を活性化させ、血流をサラサラに流れさせるだけでは治療効果が限られてしまうとみている。

 聯合医院中興院区の皮膚科主任・潘企岳さんは、「四物湯」を摂取し、本当に頭皮の血路経絡が活性したときに、始めて治療効果が認められると示し、「四物湯」にはもっと多くの証例が必要だと主張した。また、皮膚科医師の游鴻儒さんは、男性型脱毛症は毛嚢周辺にある男性ホルモンの作用で、毛嚢が委縮してしまっているため、血路経絡の活性化とは無関係だとの意見を示した。

(翻訳編集・豊山)