【大紀元日本10月21日】米フォード自動車に在職していた米国系中国人エンジニア・郁向東氏(ユ・シャンドン、47歳、男)が数日前、中国から米国への帰国途中、シカゴの空港で逮捕された。フォード自動車の数千件に及ぶ機密資料を窃取し、中国の自動車メーカーに就職した疑いがかかっている。
同案件担当のベイカー検察官によると、郁被告は商業機密の窃取、セキュリティのかかったパソコンへの無許可ログインなど、5項目の罪で起訴されている。
ベイカー検察官によると、窃取された資料には極秘設計資料と説明書が含まれており、内容は、車内の表示メーター、エンジン、ドア、ハンドル、内部装飾に及ぶとされる。
郁被告は中国江蘇省南通市の生まれ。1985年、23歳で渡米。米国の大学に留学。卒業後、米国の自動車業界に就職し、1997年から2007年までフォード自動車でプロダクト・エンジニアを務めた。
起訴状によると、同被告は2005年7月、初めて同社の機密資料を所持して中国に帰国し、中国の自動車メーカーと交渉したが、採用されなかったという。
2008年、同被告は再びこれらの資料を中国に持ち帰り、中国の国有大手自動車メーカー「北京汽車工業控股有限責任公司」に採用されたという。
同被告は現在、同自動車メーカーのチーフエンジニアに就任している。
渦中の「北京汽車工業控股有限責任公司」のスポークスマンは香港メディアに対し、同被告の逮捕は知らないとし、コメントを拒否した。
米国メディアによると、20日に法廷審理が行われた。罪状が成立すれば、数十年の懲役刑と数十万ドルの罰金が科せられる見込み。
(翻訳・叶子)
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