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4日からストライキに入った嘉陵集団公司の工場(ネット写真)

中国の3都市、大規模集団抗議事件発生

 【大紀元日本11月10日】政権60周年記念式典のために、当局が10月上旬まで厳しい警備態勢を敷いて抑えてきた群衆事件が、最近再び各地で続発し始めた。浙江省寧波市、甘粛省蘭州市、及び重慶市では、それぞれ、「城管」(都市管理人)、高額な学費、リストラなどの問題により、大規模な群衆事件が発生した。

 香港の人権団体「中国人権民主運動情報センター」によると、浙江省寧波市郊外の慈渓市で4日、城管(都市管理人。路上販売の取り締まりなどが職務)が市民を殴打したとして、千人以上の市民による集団抗議事件が発生した。抗議者らが数十名の城管を取り囲む騒ぎに発展したが、地元政府が武装警察を派遣して鎮圧した。

 現在、中国各都市では城管の横柄な態度や暴力事件などがきっかけで、大規模な抗議事件へと発展する事件が多発している。先月末にも、雲南省昆明市で城管が人力車の車夫を暴行し死なせたとして、数百人の市民が城管所在地の居委会(居民委員会、共産党の最下部組織)前で抗議を行っている。

 また、先月29日、甘粛省蘭州市にある甘粛建築職業技術学院の生徒約千人が、高額な学費や劣悪な寮の生活環境を不服とし、蘭州市内でデモ行進を行い、さらには、甘粛省政府前でも抗議活動を行った。千人以上の武装警察が警備にあたった。

 この他にも、四川省重慶市にあるモーターバイク生産大手の国営企業「嘉陵集団公司」の従業員約数百人が、大幅なリストラを行う同社の解雇条件を不服として、会社側と激しく対立した。社員は4日からストライキに入っている。

 嘉陵集団は中国最大のモーターバイク生産企業の一つで、近年は経営不振、および市場の大幅な変動により、収益が急減。同社は大規模な人員削減を行っているが、労使問題が頻発している。2007年9月にリストラされた元従業員は、同社がいまだに労働法に準じた補償金を支払っていないと主張している。

(翻訳編集・張哲)


 (09/11/10 05:00)  





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