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瞑想(Epoch Times)

マインドフルネス瞑想で脳の幸福感がアップ

 【大紀元日本4月12日】精神を集中させるマインドフルネス瞑想(Mindfulness Meditation)を続けると、記憶や自我、共感、ストレスに関連する脳の部分に変化をもたらすと米・独の科学者が発表した。

 マインドフルネス瞑想とは、意識を集中して自分がこの瞬間に行っていることを観察し、それに対する思考や感情に囚われないようにする訓練のこと。このトレーニングによって、広い見地に立って自分の存在に気づき、否定的な思考パターンに陥るのを防ぐ。

 マサチューセッツ総合病院(Massachusetts General Hospital)とドイツのギーセン大学(University of Giessen)の研究者らは、16人の被験者に対してマインドフルネス瞑想(MBSR)を使ったストレス解消コースを8週間受けるよう指示した。彼らはトレーニングの前後に被験者らの脳のMRIを撮影し、まったく瞑想経験のない17人と比較した。

 その結果、トレーニングを受けた被験者らは、脳内の海馬と呼ばれる部位にある灰白質の容積が密集し、増大していることが分かった。この部位は、学習や記憶、感情、思いやり、内省などに関係している。一方、不安や恐怖などに関連する扁桃体においては、灰白質の容積が減少している事が分かった。

 マサチューセッツ総合病院のサラ・ラザー(Sara Lazar)博士によると、マインドフルネス瞑想のコースにより被験者らの脳の構造に変化が見られ、彼らが幸福感を感じるなどポジティブな効果があったという。また、ギーセン大学のブリッタ・ホルゼル(Britta Hölzel)博士は「脳は可塑的であり、瞑想することにより脳の構造を変え、幸福を増大させ、人生を豊かにすることができるのは素晴らしい」と語った。瞑想が脳内の機能を高めることがその他の研究でも指摘されており、今後はその基本的なしくみについて研究していくという。

 今後、同研究はPTSD(心的外傷後ストレス障害)などの症状にも役立つことが期待されている。

 同論文は1月30日付け『精神医学研究(Psychiatry Research):神経画像(Neuroimaging)』特集号に掲載された。

(翻訳編集・春馨)


 (11/04/12 07:00)  





■キーワード
自己観察  瞑想    マインドフルネス  ストレス  


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