印刷版   

(図1)巣鴨商店街入口の看板

【ぶらり散歩道】--東京篇--  江戸六地蔵尊 眞性寺(第四番)

 【大紀元日本2月16日】JR巣鴨駅から歩いて約5分、巣鴨地蔵通り商店街(旧中山道出入口)の左手にひっそり建っているのが、江戸六地蔵の一つ・真言宗豊山派医王山東光院眞性寺だった。ご本尊は、薬師如来。

 境内奥の本堂左手に、大きなかさを被り、錫杖を持ったお地蔵様(図2)が趺座している。高さ2m68cm、蓮花台を含めて3m45cmは大きい。六地蔵は深川に住んでいた地蔵坊正元が願主となって、1706年(宝永3)造立の願いを発してから14年間の間に、ほぼ同形の地蔵尊菩薩6体を造立したなかの一体で、4番目に作られた唐銅製の坐像である。眞性寺の地蔵尊が完成したのは1714年(正徳4)だった。

 地蔵尊の前には、松尾芭蕉の句碑(図3)がある。

 白露も こぼれぬ萩のうねりかな 芭蕉

 同じ碑の裏面に、弟子の杉山杉風の句もあった。

 萩植えてひとり見習ふ 山路かな 杉風

 境内右手には、小さい石造りのかわいらしい六地蔵がちょこんと並んでいた。

 ほかの六地蔵は、東海道の品川寺(第一番)、奥州街道沿いの東禅寺(第二番)、甲州街道沿いの江戸三大閻魔の寺として名高い太宗寺(第三番)、水戸街道沿いの霊巌寺(第五番)がある。第六番の寺は廃寺となり消滅した千葉街道沿いの永代寺にあった。当寺は桜井市初瀬の総本山長谷寺の末寺で、中興開基は1615年(文久6)と言われている。

 眞性寺を出て賑やかな商店街を歩いていくと、2、3分でとげ抜き地蔵で有名な高岩寺(図4)だ。いつ行っても、門前まで線香の煙が流れていて多くの参詣者がいる。参詣者が一人もいない眞性寺とは大違いである。

 眞性寺 東京都豊島区巣鴨3-21-21

(図2)逆光でお顔が見えないが…(優しいお顔です)

(図3) 芭蕉の字がやけに大きい碑

(図4)高岩寺の境内は煙い

(江間十四子)

 (12/02/16 07:00)  





■キーワード
ぶらり散歩道  東京  江戸六地蔵尊  眞性寺  


■関連文章
  • 【フォトニュース】神韻、明日 東京国際フォーラムで開幕(12/02/13)
  • 【神韻公演】アジアツアー開幕 トップ飾る2・14東京公演に、石原都知事も祝辞でエール(12/02/11)
  • 【ぶらり散歩道】--新潟篇-- みなとぴあ内の旧第四銀行住吉町支店(12/02/09)
  • 【ぶらり散歩道】--東京篇-- 湯島天神(12/02/03)
  • 【ぶらり散歩道】--富山篇-- 北陸健康センターアラピア(12/01/31)
  • 【ぶらり散歩道】--東京篇-- 江戸総鎮守 神田明神(12/01/27)
  • 【ぶらり散歩道】--新潟篇-- 燕喜館(えんきかん)(12/01/19)
  • 【ぶらり散歩道】--富山篇-- イオックスアローザ(12/01/17)
  • 【ぶらり散歩道】--愛知篇-- 三岸節子の“さいたさいた桜がさいた”が見られる堀美術館(12/01/12)
  • 【ぶらり散歩道】--茨城篇-- 鹿島神宮(12/01/05)
  • 【ぶらり散歩道】--茨城篇-- 村松虚空蔵堂と村松晴嵐(11/12/29)
  • 【ぶらり散歩道】--東京篇-- 芭蕉記念館(11/12/22)
  • 【ぶらり散歩道】--東京篇-- 喧騒の中の上野東照宮(11/12/15)
  • 【ぶらり散歩道】--長野篇-- 北国街道の海野宿 (うんのじゅく)(11/12/01)
  • 【ぶらり散歩道】--北海道篇-- 北海道伝統美術工芸村(11/11/24)