■大紀元日本 http://www.epochtimes.jp/jp/2008/04/html/d10421.html



水冷棟から水蒸気を排出している北京の発電所(FREDERIC J. BROWN/AFP/Getty Images)

中国のCO2排出量、過去の予測より最悪=米研究

 【大紀元日本4月21日】米カリフォルニア大学(UC)の研究者らはこのほど、中国の二酸化炭素(CO2)排出量が過去の予測より実際はかなり高く、地球温暖化の抑制はさらに難しくなっていると発表した。

 過去に政府間パネル(Intergovernmental Panel on Climate Change)が発表したデータによれば、中国のCO2排出量は、2004年から2010年の間に一年当たり2.5% ~5%増加し、世界的な温室効果に最も影響を与えることが予測されていた。しかし、このほどUCが発表したデータによると、同時期に中国が排出するCO2は、毎年11%に達するという。この予測によれば、これから数年の間に、中国は現在の英国やドイツのCO2排出量を超えることになる。

 これまでの研究では、化石燃料の消費量をもとに、人口や一人あたりの所得、科学技術の進歩などを勘案しながら国のCO2排出量を予測していた。一方、今回のデータを発表したUCのマキシミラン・アウフハマー(Maximillian Auffhammer)助教授とUCサンディエゴのリチャード・カーソン(Richard Carson)教授は、中国30省の汚染データを分析し、より細かい分析を行ったという。

 その結果、最大のCO2排出国と予測される中国の一人当たりの所得が伸びれば、効率的な発電所も建設され、CO2排出量も徐々に減るだろうとする今までの予測は、「楽観的すぎる」とアウフハマー助教授は指摘し、実際の排出量は、「予測していたよりもかなり悪くなるだろう」と述べている。研究者らは、中国のCO2排出量を抑える何らかの努力をしなければ、今後更に世界の温暖化が加速すると予測している。

 (翻訳・田中)