THE EPOCH TIMES

『アイスランドでの法輪功と中共の対峙』著者へのインタビュー(二)

2010年12月24日 08時12分


 国連と政府

 問:現在の研究内容を教えてください。

 サルトン:国連の研究をしています。どのように作用するのか、そしてどのように作用しないのか…。

 国連の事務総長のオフィスで仕事をしていた時、機構としてどのように国連が作用するかにとても関心を持ちました。特に国連が作用しなかったケースは興味深く、ルワンダでの国連の失敗について、なぜ失敗に終わったのかについての本を書いています。

 国連は、人類にとって最高のものも最悪のものも生み出してしまいます。国連の歴史から明らかです。国連の問題は、人間でなく政府が管理していることにあります。だからいろいろなことが起こるのです。ルワンダにみられるように、本当の悲劇が起こってしまうんです。ですから、国連における政府の役割に関心を寄せています。

 問:最後に、大紀元日本の読者に対するメッセージをお願いします。

 サルトン:情報を得ること。できる限り読むこと。できる限り多くの番組を見聞きすること。一つのストーリーを詳しく考察すること。日本の歴史、他国の歴史を学び、どのように互いの国が関わり合ってきたかを見ていくだけで、政府は実は似通っているということに気づかれると思います。政府は人間から構成されているからです。もちろん民主主義と独裁主義の違いはあります。しかし、どの政府も特定のものを求めます。その一つがこの政府のやり方が一番良いと人々に信じ込ませようとすることです。この観点から他国の状況を見て、自国の歴史を探ると、多くの発見があると思います。そして最後に、人間はとても似通っており、各国政府も実は似通っている、ということに行き着くだろうと思います。

 問:私たちは皆同じ、ということでしょうか。

 サルトン:「同じ」だけれど「違う」んです。根底にあるものは「同じ」です。でも「違い」があるから面白い。みな同じだったら世界はつまらなくなってしまいます。世界中全ての人が英語を話すようになったら恐ろしくつまらない。世界中全ての人が日本語をしゃべるようになったら、これまた恐ろしくつまらない。人類は多様だから美しい。でも、多様性や違いは表面的なものに過ぎず、根底にあるものは全く同じです。

 根底にあるものが同じで、表面的な違いに慣れているだけということを理解すれば、他の生き方が受け入れられるようになり、自分も他人に受け入れられるようになる。違いは単なる文化の産物にすぎないのですから。

(記者・阿部)

 

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