THE EPOCH TIMES

トランプ次期大統領と台湾総統の電話会談「外交協議に反していない」=専門家

2016年12月08日 06時27分

 コーエン氏は、こうしたトランプ氏の一連の行動は、米国が太平洋地域や南シナ海から撤退するつもりがないことをほのめかしていると指摘。また、アジア太平洋地域諸国との同盟関係を強化し、中国と米国との間で揺れているミャンマー、タイ、マレーシア、フィリピンといったアジア諸国を、北京の手中から奪回しようと考えていると分析している。

 また同氏は、トランプ氏が運輸長官に指名したイレーン・チャオ氏が、これからの米・中・台関係において重要な役割を果たす可能性を指摘している。チャオ氏自身は台湾生まれだが、ご両親はいずれも中国大陸出身。ブッシュ政権時代に労働長官に就任し、アジア系米国人女性として初めて米国閣僚となった。同氏の立場は必ずしも大陸よりではなく、逆に共和党タカ派のアジア政策に賛同する可能性もある。

 外交筋によると、これまで米台両国の指導者の間には直接的な連絡ルートが欠落していたため、その他の政府機関を経由するしかなく、肝心な時に意思疎通を図りそこなう可能性もあった。米大統領と台湾総統の直接対話ルートを構築することができれば、双方の間に誤解や判断ミスが生じる可能性を下げ、米台関係の積極的発展を促進させることができる。

 トランプ氏は当選後に習近平国家主席とも電話会談を行っている。次期大統領が今後、米国の新たなアジア太平洋政策をどのように打ち出すのか、そして中国との関係をどのように処理していくのかについて、世界が注目している。

(翻訳編集・島津彰浩)

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