大紀元時報

しめ縄いつから飾る? 伝統のしめ縄づくり 広島

2018年12月27日 12時31分

私の住んでいる隣町でしめ縄作り教室がありました。講師は地元の年配の方で長年しめ縄作りに携わられ、今ではしめ縄の他 藁を使って幸福丸と言う舟を作ったり、他にも色々なわら細工を作っておられます。今年の夏、ここから少し離れた地区で水害がありました。皆で来年は災害が無いことを願ってしめ縄作りをしました。

しめ縄は神域と現世を隔てる結界としての役割があり、日本の神話によると天照大神が天岩戸に隠れた時、神々が天岩戸の前で大騒ぎをし、やっと外へ出てきた天照大神が戻らないようにしめ縄で岩戸を塞いだのが起源とされています。飾るようになったのは稲作が始まった縄文時代の終わり頃だとか。だから五穀豊穣を願って飾るんですね。何千年も前から日本にある文化だと聞き、大昔の日本人のしめ縄に抱いた思いに想像を掻き立てられます。

藁はきれいにしたものを選びます。25本を1束にした藁を3束用意します。これにボリュームをもたせるため小さな藁の束を3本用意します。

束の下から15㎝あたりをしっかり結んで中に小さな藁の束を入れ込んでこれを隠すようにきれいに整えて、つぎは畳糸で5㎝おきにぐるぐると巻いていき、これと同様に全部で3本作ります。

藁はきれいにしたもの25本を1束としてこれを3束用意。またボリュームをもたせるため小さな藁の束を3本用意(写真・正恵)

次は柔らかくするために木槌でトントンと叩いていきます。柔らかくなったら霧吹きで水をかけ3本一緒にして硬く結んだものを万力にはさんで固定して左縄を綯っていきます。まず最初は2本で綯ってこの時右に捩りながら左に綯っていきます。これが結構難しい!それから残りの1本をこの縄の間の一つおきに右に捩りながら左の方向に絡めていきます。

柔らかくするために木槌でトントンと叩いていきます
(写真・正恵)
藁を万力にはさんで固定して左縄を綯っていきます。まず最初は2本で綯ってこの時右に捩りながら左に綯っていきます。これが結構難しい!(写真・正恵)
しめ縄のできあがり。あとは稲穂、センリョウ、松などをつけ、しめ飾りに(写真・正恵)

これでしめ縄が出来ました。今度はこれを元にしめ飾りをこしらえます。 しめ縄に霧吹きで水をかけて輪にします。輪の上の部分を硬く結んで端をカットして型を整えます。最後に飾りを付け出来上がりです。

できあがり(写真・正恵)
こんなにたくさんできました(写真・正恵)

古来、しめ縄、しめ飾りなどのお正月飾りを飾る前に、お正月に神様を迎えるにあたって大掃除をする習わしとなっていて、神社などでは「煤払い」といって早くも12月13日に大掃除をしていました。しかし忙しくなった現代社会ではギリギリになって大掃除をすることが多くなり、また29日は9の数字が「苦」を連想させ、31日は「一夜飾り」といって忌み嫌われていることから、25日から28日くらいまでに飾り始めるのが一般的になっているようです。講師の方によるとしめ縄は28日の午前中に飾ってくださいとのことです。今年は自家製のしめ飾りを玄関に飾り新しい年を迎えます。

(写真、文/正恵)

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