■大紀元日本 http://www.epochtimes.jp/jp/2007/05/html/d98621.html



米国、サミット宣言案で地球温暖化の緊急性訴える部分の削除要求

 米国は、主要国首脳会議(ハイリゲンダム・サミット)の地球温暖化に関する最終宣言案の事前交渉で、温暖化の緊急性を訴える部分の削除を求めるなどの動きを強めている。サミットは、6月6─8日に開催される。

 ロイターが入手した宣言の草案によると、米政府は、地球温暖化という危機の緊急性に関する部分と、12月にバリで開く国連会合で新たな枠組みに関する協議を開始する必要性を訴える部分について、宣言からの削除を求めているという。

 草案によると、米国が削除を支持している文言は「世界の温暖化ガス排出量を削減し、共通の生活基盤を維持するため、国際社会が協調して断固とした措置をとることが緊急に必要、という点でわれわれは見解がしっかりと一致している」という部分と「この目的のため、今年末に開く気候変動に関する国連会議を前に、気候変動に対処するための国際的な枠組みをさらに発展させるべく明確なメッセージを送る」の部分。

 米国は、これらの文言に代わって「気候変動への対応は長期的な問題であり、世界的な参加と多様なアプローチにより、変化する状況を考慮することが必要」という内容を最終宣言に盛り込むことを求めている。

 また、草案には、温暖化ガスの排出を削減する数値目標やタイムテーブルが盛り込まれているが、米国は反対の姿勢を示している、という。

 一方、議長国のドイツは、2020年までにエネルギー消費量を20%削減するほか、同じ期間に運輸と発電の分野でエネルギー効率を同幅高めることについて、主要国の合意をとりつけることを目指している。

 [ロンドン 21日 ロイター]