【大紀元日本4月15日】台湾国民党の蕭万長・次期副総統は中国の胡錦濤・総書記と4月12日に中国大陸を訪れ、1949年以降、台湾海峡両岸の最高指導者の面会を果たした。BBCによると、蕭万長氏は次期副総統としての身分を持っていることから、訪問先からの受け入れ方が注目されているという。
「両岸共同市場基金会」の会長名義で海南博鳌フォーラムに参加した蕭万長氏は、胡錦濤と20分間の会談を行った。
馬英九および蕭万長両氏が選挙勝利時に公約した両岸の経済貿易問題を中心に会談が行われ、蕭万長氏から、会談は「簡略且つ穏やか」だという。一方、胡錦濤総書記は、両岸関係の改善は双方の共同努力が必要だと強調した。
これまでに何度も海南博鳌フォーラムに出かけて、胡総書記とプライベートで面会している蕭万長氏は4月11日に海南へ出発したときに、多くの友人が作れるように平常心をもって気持ちよく出かけるから、気持ちよく戻りたいと示した。
両岸間の経済関係が緊密化したにもかかわらず、大陸側は大量のミサイルを台湾に焦点を当てているとみられており、北京当局は台北当局の独立にかかわる動きに対して、常に批判的だった過去8年間において、民進党の陳水扁総統政権下では、北京との関係は悪化した。
一方、国民党にとって、ここ8年間で大陸側との関係修復が大いに改善したとみられ、国民党の連戦・名誉主席は中国指導者との面会を繰り返したため、人々は馬英九氏の総統当選に対して、両岸関係の改善にさらに期待をかけている。
(翻訳/編集・余靜)
|