大紀元時報
人体の不思議

物議を醸す人体標本展、ふたたび NZで今月開催

2018年04月09日 23時27分
2017年11月、イタリアのセビリア市で開催された人体標本展「ボディ・ワールド」の展示作品(CRISTINA QUICLER/AFP/Getty Images)
2017年11月、イタリアのセビリア市で開催された人体標本展「ボディ・ワールド」の展示作品(CRISTINA QUICLER/AFP/Getty Images)

中国で人体標本の量産

1999年、ハーゲンス博士は中国遼寧省大連に渡り、人体加工工場をつくった。ニューヨーク・タイムズの取材に答えた博士は、中国を選んだ理由について、本人や家族の同意はいらない新鮮な人体が大量に手に入り、医療技術を持つスタッフの人件費も安いためだという。また、現地政府の支持も得られ、供給された死体の加工処理の法的責任を問われる懸念はない。

プラスティネーション技術にビジネス勝機を見てか、中国現地では模造品の作成が始まった。かつてハーゲンス博士の助手を務めた大連医科大学教授・隋鴻錦氏は2002年、博士の許可なく同技術を盗用し、大連で新たな人体加工工場企業・大連鴻峰社を設立。米国企業で世界的に展示企画を行うプレミア・エキシビジョン社と隋氏はパートナー契約を結び、「人体の不思議展」、「新・人体の不思議展」、「人体の世界(ボディ・ワールド)」などへの人体標本を大量に貸し出したり、売却したりした。

新華社傘下の雑誌『瞭望東方週刊』は2003年、「中国は世界最大の人体標本の輸出国になった」と報じた。

人体の出所が問題視されると、プレミア・エキシビション社は公式サイトで、免責声明文を発表。「人体標本として展示された死体は、中国警察当局が提供した中国の公民・住民だ。中国の警察当局は、中国の刑務所から人体を入手している可能性がある」と明らかにした。

地獄絵図…大連にあった人体加工工場の元従業員による告白につづく

(文・佐渡道世)

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