THE EPOCH TIMES

韓国有名思想家、「習近平1人独裁は絶対に不可能だ」

2017年11月14日 07時01分

容沃氏は、3時間30分に及ぶ習近平の演説を分析した結果、習近平思想を「生態文明建設」だと判断、今後の国家運営を環境問題と富の再分配に重点を置くと予想した。

本来共産主義の歴史的発展の推進力をマルクスが「生産性と生産関係の矛盾」と置いた理論から、習近平は「美しい生活に対する国民の熱望と不均衡発展の矛盾」という新しい枠組みを提示し、鄧小平の「先富論」を「共富論」に変えたと分析、「今までの社会主義は平等という名の下で腐り、美しい国を作り、国民全員が発展をしなければならないということを意味する」と評した。

生態文明建設の最も重要な部分は、農村を生かすことだと主張する。農村人口が全人口の3割を占める中国では、これまでのすべての資本主義的矛盾を農村がカバーし、米国に対抗することができる特色として、農村を中心とした環境問題を解決しなければならないと主張しており、既存の共産主義の「平等観」を「生態文明観」に変貌したと語る。

演説で68回も言及され、民主国家の憲法に当たる共産党・党章に新たに記入された「新時代の中国特色の社会主義」について容沃氏は、「国民が主体となるが、中国共産党の指導力を無視できない、だがその指導力を強化するために最も必要なのが、反腐敗運動ということ」だと述べ、今後習氏は訴えてきた「政は正なり(正しい道をおこなうことが政治である)」の信念に基づいて、腐敗堕落した政治を正すことに拍車をかけるだろうと予想した。

習近平が中国に自由民主主義をもたらす人物だという一部の解釈に対しても忠告を加える。「これ以上の米国の言う世界観に服属されず、中国人の価値観を持って、中国の尺度で、共産主義の未来を考えるべきだと、習近平は訴えている。習近平は子供の頃から、共産主義教育を受けてきた徹底的な共産主義者であり、共産主義的信念を強く持っている。この点を私たちは気をつけなければならない」。

(翻訳編集・齊潤)

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