■大紀元日本 http://www.epochtimes.jp/jp/2008/01/html/d25267.html



土星の北極にホットスポット発見

 【大紀元日本1月28日】最近、天文学者が土星の北極にスワール状(渦状)のホットスポット(Saturnian Hot Spot)を発見した。このホットスポットは周囲の温度よりも高く、
ホットスポット(NASA/JPL/GSFC/Oxford University)
土星の赤道の温度と同じくらいだという。

 ホットスポットは土星探査機カッシーニにより、南極に存在することはすでに確認されていたが、ここ数十年、土星の北半球は地球に背を向けている状態だったため最近やっと発見された。

 SPASE.comによると、今までの科学者達の間では、ホットスポットは太陽輻射(現在土星の南半球は太陽に向いている)により造られると考えられていたが、同じようなホットスポットが長年暗く凍りついているはずの北半球でも発見されたことにより、この仮説と認識は覆されてしまった。

 この発見は1月4日にサイエンス誌上で発表されている。英オックスフォード大学の惑星科学者レイ・フレッチャー(Leigh Fletcher)氏は、土星の大気層の活動動態が、ホットスポットが出来る本当の原因ではないかと考えている。極地の空気は上空から下へ、下の空気は上の大気層へ移動する。従って、ホットスポットの周囲にはコールドカラーが形成され、このためにホットスポットが造られるとのこと。

 また金星や海王星でも同様の現象が現れているのがわかっている。太陽系以外の惑星も含めて、気体惑星あるいは気体に覆われた惑星ではこのような現象が起きている可能性がある。

 フレッチャー氏の話では、不思議なことに地球や土星の北極ではホットスポットの周囲では珍しい六角形の環状地帯が観察できるのだが、南極では全く見られないという。

 
(記者・李豪、翻訳・坂本)