■大紀元日本 http://www.epochtimes.jp/jp/2008/06/html/d94538.html



中国人権活動家・胡佳氏、重労働に強いられ健康状況悪化

 【大紀元日本6月11日】博訊報道ネットによると、昨年12月に中国当局に拘束され、3年の刑に処された人権活動家・胡佳氏は、環境条件の厳しい刑務所に送られ、重労働に強いられたため、思わしくない健康状態に陥っているという。

 ラジオ自由アジア(RFA)によると、胡佳氏は北京潮白刑務所で、4人の刑事犯と同じ部屋に監禁されており、この4人は刑務所側が胡氏を監視、刑務所の「規則」を教え込むために手配されたという。6月5日、胡氏の母親、妻、娘が面会したときに、胡氏の状態を見て、泣き崩れたという。母親は、息子の体力は刑務所側に強られた重労働に耐えられなくなると懸念した。

 これに対して、米在住の人権活動家・劉念春氏は、当局は胡佳氏と刑事犯を同じ部屋にしたとは、刑事犯らを唆し、胡佳氏を脅す目的だと分析した。

 劉氏は、「中国当局は、80年代では政治犯をどう対処すれば良いのかは分からなかった。しかし、長年の試行錯誤と経験によって、有効な方法を作り上げた。当局は異なる人に対して、異なる措置を取り、刑事犯が政治犯に対して圧力をかけさせる。これら刑事犯は刑務所だけではなく、強制労働収容所でも同様に利用される。すなわち、刑事犯から胡佳氏に威圧感を感じさせる。刑事犯は後ろ盾がいるから、人を殴るのもやり放題だ。勿論、当局からの指示により相手が障害者にならないようにしさえすれば、政治犯に対して好きなように扱えるのだ」と指摘した。

 山東大学引退した孫文広元教授は、当局は胡佳氏を刑事犯と同じ部屋に入れたとは、彼の意思を崩すためだと示した。

 孫教授は「胡佳氏を動揺させるのだ。彼を刑務所に入れて刑期が満期になるまでに意志を崩し、自信を動揺させ、屈服させるのだ。過去では、多くの人が刑務所に入れられてから、当局はその人に対して自ら過ちを認めさせ、これまで行ってきたことを継続しないと約束させる。そうして初めて仮釈放をする可能性が出る。反対に、これまでの信念を貫こうとし、過ちを認めなければ、当局は種々の拷問方法を用い、威圧を与える。例えば、人権弁護士の高智晟氏は拘束され、尋問されたときに、休息を取らせない、スポットライトを長時間にわたりあてるなどが行われた」と指摘した。

 孫教授は、当局は目下異議を唱える人々に対して、対内的には厳しく対外的には緩やかであるとした。しかし、異議を唱える人々の活動に対する制御は少しも緩めたことはなく、胡佳氏がいい例だと示した。

 孫教授は「当局は今、一部の人が活動を行い、他の村落との連携がもっとも恐れている。例えば、高智晟氏が拘束されて刑を言い渡されてから、胡佳氏は、子供や家庭の状況を知るために高氏の自宅を訪ねた。北京市では李金平さんなどが当局に圧力をかけられていたときにも、胡佳氏もそれぞれのところを訪ね、励ましたりした。これらのことは、当局にとって思わしくないことだ。胡佳氏の活動はタブーを犯した」と分析した。

 博訊新聞ネットによると、当局は胡佳氏の刑期が3分の1になったときに、初めて胡佳氏の釈放を考慮するという。胡佳氏は2007年12月に当局に拘束された。

 
(翻訳/編集・余靜)