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2007年に中国成都で行われた世界女子サッカーの試合では、北朝鮮は中年男女からなる応援団を派遣した。(Getty Images)

北朝鮮はなぜ「美女軍団」を北京五輪に送らなかったのか

 【大紀元日本9月4日】北京五輪の際、北朝鮮の最高指導者・金正日はなぜ隣国であり同盟国でもある中国に、応援団として「美女軍団」を送らなかったのか。五輪終結後、韓国ではこの話題が取り沙汰されている。

 韓国の『朝鮮日報』によると、北朝鮮はかつて敵対する韓国に、三度美女軍団数百人を派遣したことがあるのに、今回は地理的に近く同盟国でもある中国に、「オジサン、オバサン」からなる応援団を繰り出して選手を応援した。その原因は、かつて美女軍団を派遣したことによって、組織内部に深刻な副作用が生じたためとの憶測が流れている。

 つい最近脱北したばかりの人の話によると、金総書記が美女軍団を中国に送らなかった第一の原因は、彼女たちの「黄色い嘴」が情報を拡散し体制に影響を及ぼすのを恐れたからであり、第二の原因は資金繰りだという。

 北朝鮮はかつて、2002年9月の「釜山アジア大会」の時に207人、2003年8月の「大邱世界大学生運動会」では306人、2005年9月の「仁川アジア陸上選手権大会」には124人の美女軍団を派遣した経緯があり、これらの美女軍団が韓国に「北朝鮮ブーム」を巻き起こしたのは事実だ。

 しかし、これらの美女軍団が韓国から帰ってきて漏らした情報が、北朝鮮の体制に大きすぎるインパクトを与えた。これらの美女らは、大多数が外国に出るのが生まれてはじめての体験だ。彼女たちは、外国の賑わい、摩天楼、おしゃれを目にしてカルチャーショックを受ける。

 ピョンヤン出身の人の話によると、これらの美女たちは、派遣に先立ち、「韓国で見聞きした事は絶対に口外しない」との念書を当局に書かされるが、若い女性の口は塞ぎ切れないというのが現状のようだ。

 このほか、金総書記自体の面子というものがある。美女軍団のメンバーには、高級な服装があてがわれ、地方から出てきた肌のきれいでない女性は、数カ月間エステを受けて、完全に変身することになるという。それゆえ、北朝鮮にとって大量の美女軍団の国外派遣は、大変な出費を伴う一大事業なのである。

 (08/09/04 19:46)  





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