■大紀元日本 http://www.epochtimes.jp/jp/2009/08/html/d20726.html



脳腫瘍闘病生活15ヵ月後に死去したエドワード・ケネディ上院議員、享年77歳(AFP PHOTO/Paul J. Richards)

ケネディ家の最後の政治家、エドワード上院議員逝去

 【大紀元日本8月28日】米国のケネディ元大統領の弟で、上院議員のエドワード・ケネディ氏が、米国現地時間25日夜、米東部マサチューセッツ州ケイプコッドの自宅で逝去した。享年77歳。昨年5月に脳腫瘍と診断され、闘病生活を送っていた。同氏の逝去により、ケネディ家は米国の政界から完全に退くことになる。

 エドワード議員は米国上院で47年間連続当選。上院で3番目の長老議員だった。

 過去50年あまりの議員生活において、エドワード氏は教育や貧困問題、身体障害者保障、医療保険などに関する、多くの大型法案を提出。政治評論家たちからは、「リベラル・ライオン」とも呼ばれていた。

 08年5月に脳腫瘍と診断されたが、政界での影響力は衰えることがなかった。同年7月、当時の大統領予備選挙でオバマ氏支持を表明し、民主党党内の選挙情勢を一気に変えた。病がなければ、オバマ政権の医療保険改革を推進する中心人物となっていたと見られている。

 * ケネディ王朝の終焉 

 過去数十年間において、ケネディ家はこれまで数々の不幸に襲われてきた。

 ジョン・ケネディ元大統領の兄ジョセフは第二次世界大戦中に戦死。大統領となったジョンは1963年にテキサス州のダラスで凶弾に倒れる。弟ロバートは1968年の民主党の大統領予備選挙中に、カリフォルニア州で暗殺。当時、父親のジョゼフ氏は脳卒中で自力の生活は不可能となっていたが、翌年1969年に逝去。エドワードは37歳だった。

 そのほか、エドワードの姉は1948年に飛行機墜落事故により死亡。もう一人の姉には軽度の知的障害があり、精神病院で50年過ごした後、1986年に世を去った。

 また、ロバートの息子デービットは1984年にフロリダ州の旅館で麻薬中毒により死亡。もう一人の息子マイケルは1997年にスキー事故で死亡している。さらに元大統領の息子ジョンと妻は1999年飛行機墜落事故で死亡。

 一方、エドワード氏の息子は1970年代にガンを発症し、片足を失った。

 暗殺や事故でケネディ家の後継者が次々と世を去る中、エドワード・ケネディ氏の死により、一族は完全に米国政界から退くことになった。

 ケネディ上院議員の逝去を受けて、オバマ大統領は声明を発表。「歴史の重要な一章が終わった。我々はアメリカ史上、偉大な指導者を失った」と追悼のことばを送った。

(翻訳編集・叶子)