■大紀元日本 http://www.epochtimes.jp/jp/2010/02/html/d81270.html



オバマ大統領との会談終了後、ダライ・ラマ14世はホワイトハウスの外で記者会見を開いた(Getty Images)

米大統領、ダライ・ラマと会談 チベット人の人権支持表明

 【大紀元日本2月20日】オバマ大統領は18日(現地時間)、ホワイトハウスでチベット亡命政府の指導者ダライ・ラマ14世と、一時間あまり会談した。ダライ・ラマ14世は会談後、記者会見を開き、平和、宗教の融和の推進などの問題について大統領と意見交換したと説明。また、大統領は「チベットの独自の宗教、文化、言語を支持し、中国におけるチベット人の人権も支持する」ことを表明したという。

 中国側の強い反発を無視して、会談は予定の通り行われた。中国外交部の馬朝旭・報道官は19日早朝に声明文を発表。今回の会談に強く抗議し、米国側に対して中国政権の立場を真剣に考慮するよう求めた。その一方で、今回の中国側の声明文は、米国への具体的な報復措置には言及していない。これまで、「会談が行われた場合、米中両国の関係は著しく損なわれる」と中国当局は繰り返し強調していた。

 
オバマ大統領とダライ・ラマ14世の会談(ホワイトハウス公式サイト)

大統領との会談終了後の記者会見で、ダライ・ラマ14世は、オバマ大統領に2つの取り組みについて語ったことを明らかにした。一つは、平和な世界、平和な家庭、平和な人間を導くために、人間の価値を促進すること。もう一つは宗教の融和を促進すること。一つの伝統を維持し、一つの宗教を信仰すると同時に、他の主な宗教の伝統も尊重すること。これは異なる宗教が共存する中で、真の調和を構築する土台であると語った。

 ホワイトハウスのギブス報道官は、ダライ・ラマ14世の「中間路線」や非暴力の立場、中国当局との対話実現における努力を、オバマ大統領は高く評価していると述べた。

 ダライ・ラマ14世は17日にワシントンに到着した。現地チベット人との旧正月の祝賀イベントに参加するほか、19日には米議会図書館で演説を行う予定。

(翻訳編集・叶子)