THE EPOCH TIMES

高智晟著『神とともに戦う』(60) 2>163(2は163より大きい)

2011年02月14日 06時39分


 165棟の別荘のうち163棟が野蛮に破壊され、ただ別荘の主人が中国の納税者ではないという理由だけで2棟が残された。ゆがんだ社会制度の下、まともに存在している2棟の別荘。故人は「虎を養って患いとなる(敵を助けて後の災いになる)」と警告を残したが、中国には元々「苛政は虎よりも猛し(悪い政治は虎よりも恐ろしい)」との言い方もある。世の道が正された現代では、とっくに虎を恐れる必要もなくなったが、広州の官僚の残忍さときたら、虎の百倍千倍も恐ろしい。広東省の納税者の納税力は、他の省を大きく上回る。それゆえに、この納税力によって、虎の百倍千倍も恐ろしい悪徳官僚を育む条件が提供されたのだった(広東省で明らかにされた違法な資金の額は中国一で、金を手に外国へ逃亡した汚職官僚の数と金額も、広東省が全国一、ないし全人類で一番である。これら「一番」の栄誉は、広東省が、公金横領や違法行為および外国への逃亡に「最適の環境」であることを浮き彫りにした過ぎない)。その一方、広東省の納税者は、このような文明社会の人類の尊厳、そして人間性を踏みにじった汚職官僚たちの勢いの前に、屈辱を甘んじて受け入れざるを得ない。小谷囲芸術村における破壊163棟、残存2棟、この事件は一体何を意味するのか。

 それに先立つ9月初めのある日、広州市の人民政府は、「広州大学都市」の竣工記念式典を盛大に開催した。この種の式典は人類史上最も不名誉で、最も恥知らずであり、最も不道徳な祝賀会だと断言する者すらいた。芸術村の村民、数百名の号泣およびすすり泣きが響く中、太鼓の音がとどろいた。人面獣心の連中、すなわち強制立ち退きの立役者たちが胸を張って、祝賀会の主席台へと歩を進めていく。これら立役者たちがこの主席台に至るまでの道のりを、世の善良な人々に理解してもらうため、彼らの足跡を再度振り返らなければならない。

 (続く)
 

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