THE EPOCH TIMES
解禁か再参入か

分析:中国入りの願望強いフェイスブック 宣伝部長とも会談

2016年03月22日 06時00分

もしも再参入なら、中国でどうふるまうか

 フェイスブックがもし中国市場に再参入するなら、他の外国企業と同じように、共産党のルールに従わなくてはならないだろう。共産党はフェイスブックを「審査」し、利用者の情報開示やプライバシーポリシーの改定を要求するかもしれない。そうなれば、信用と信頼でつながるSNSの世界に大きなマイナスとなる。

 ザッカーバーグ氏の中国入り願望は強い。もしかしたら、世界のつながりを切り離して、単独で一つの中国式フェイスブックを立ち上げる可能性もある。

 北京も、ザッカーバーグ氏を拒絶せず、近づいているのがわかる。中国市場が低迷し、外資が撤退していくなか、世界的大企業が中国に投資することに諸手を上げて歓迎している。ザッカーバーグ氏は2014年、清華大学の経営管理学院で国際顧問に就任、政治局常務委員の王岐山・中央紀律検査委員会書記とも面会した。2015年の習近平主席の訪米時には握手を交わし、さらに今年は、政治局常務委員である劉雲山・宣伝部長と会談、李克強首相ら政府要人が出席した発展フォーラムに海外顧問として出席した。

 しかし、北京は、フェイスブックに合わせて共産党のルール基準を下げたくないだろう。19日の会談で、劉氏は、習近平政権の掲げるインターネットの統制に関する取り決めを強調し、共産党のルールに従うよう暗示した。

 北京もザッカーバーグ氏も、妥協点を受け入れて中国市場の再参入を果たしたとしても、フェイスブック側は中国の環境にがまんできるだろうか。グーグルのように撤退してしまうかもしれない。

 いまのところ、ザッカーバーグ氏は再参入を断言しておらず、北京も報道はない。双方とも、これについて慎重な姿勢を保っている。

(翻訳編集・佐渡道代)

関連キーワード
LINE NEWSに『中国の今を伝える 大紀元時報』を登録する方法
^