■大紀元日本 http://www.epochtimes.jp/jp/2010/01/html/d83791.html



米国全土に展開しているショップ「クレアーズ・ストアー」は、有毒物質が含まれているとされる子供用中国製アクセサリーの販売を停止した(David McNew/Getty Images)

カドミウム、新たな中国産有毒製品問題

 【大紀元日本1月22日】「新しい1年が始まって、またも中国製品のスキャンダルが発覚した」。12日付の米誌ビジネス・ウィーク(電子版)は、中国製の子供用アクセサリーに「カドミウムが含まれている」と報道し、07年の鉛入り玩具、08年のメラミン入り粉ミルク、09年の欠陥石膏ボード(建設材料)に続き、「2010年は有毒アクセサリーの年」と揶揄した。

 AP通信の調査によると、一部の中国の製造会社は鉛の使用が禁止されたため、代替品として、危険な重金属のカドミウムを加え、子供用のアクセサリーを製造しているという。米アッシュランド大学(Ashland University)で行われた検査によると、一部のアクセサリーは目方で91%ものカドミウムを含有し、米国全土に普及しているアクセサリーからは89%、84%という高い数値が検出された。

 カドミウムは柔らかく展性に富む金属で、日本ではイタイイタイ病の原因として知られている。国際カドミウム協会(ICDA)が運営するウェブサイト「Cadmium.com」によると、仕事などで大量のカドミウムに長期的に晒されると肺や腎臓に重大な影響を及ぼすが、一般の人々に身体的な悪影響が出たことはないとしている。

 一方、職業安全健康管理局(Occupational Safety and Health Administration,OSHA)のウェブサイトは、カドミウムを「よく目にする有毒な金属」であり、「微量でも発見されたら、その状況下で(危険レベルの)露出度に達する可能性がある」と説明している。

 メラミン入り粉ミルク事件で多くの乳児が入院し、死亡者をも出した中国。同国のメーカーに対する疑念を払しょくするのは難しい。ビジネス・ウィーク誌は、米・中両政府が中国製アクセサリーの安全性を保証するよう迅速な対応を行うべきだと結んでいる。

(翻訳編集・坂本)