THE EPOCH TIMES
日本からの視点

コラム:なぜ中国人の道徳レベルは低いのか

2017年05月03日 07時00分

 いかなる国、あるいは民族でも、文化がないということはないだろう。実は、中国伝統文化が中共に破壊されて消えていく過程は、新しい文化が形成される過程でもある。その新しい文化をわれわれ中国人は「党文化」と呼んでいる。

 いかなる民族、或いは国家の文化にも正負の両面があるだろう。つまり、良い面があれば悪い面もあるということだ。共産党は中国伝統文化の悪い面だけを継承し、それをマルクス思想と結びつけて「党文化」を作り出した。現在の中国文化の意味の解釈は、「伝統文化」と「党文化」が混雑しており、見分けることが難しくなっている。

 中共は中国伝統文化を批判する以上、「真、善、仁、義、礼、智、信」というものにも反対し、学校でも「千字文」、「三字経」、「論語」というものを学生に教えてくれるわけはないだろう。では、学校では何を教えてくれるのだろうか。私が学校で最初に教えてもらった文字は「毛」、最初に覚えた言葉は「毛主席万歳!」。教科書の内容は「毛主席語録」や共産党のものばかりだった。

四川省に建てられた毛沢東の巨像。2008年撮影(China PhotosGetty Images)

 実は、「文化大革命」時期は学校だけでなく、機関、工場、農村、軍隊など、社会全体が「毛主席語録」を勉強していた。社会全体が長年毎日このようにすれば、一つの文化が形成されるだろう。これがつまり「党文化」であり、このような環境で生まれ、教育を受け、成長した人は、中国伝統思想を受け入れることができない。

 では、現在の状況はどうだろうか。私は日本人に中国語を教えようと、中国から小学生の国語の教科書を1年生から6年生のものまで一通り買ってきたが、内容を変えずにそのまま使えるものはほとんどなかった。共産党の内容が何らかの形式で入っているため、そのまま使うと日本人に共産党の思想を教えることになるから、一つも使わなかった。

 日本人はとても優しく、優しい人はいつも善良な心で相手のことを考える。だから、多くの日本人は中国人が日本社会に掛ける「迷惑」を、文化の差異によるものだと言う。実は文化差異と言っても間違ってはないが、ただし、それは中国伝統文化ではなく、「党文化」なのである。この「党文化」が直接、中国人の道徳レベルを低下させたのだ。どうやって低下させたのだろうか。それは、「党文化」の特徴を見れば分かる。

「党文化」の特徴は嘘、悪、暴

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